政治・市民・世の中

2016年6月23日 (木)

『やさしい主権者教育-18歳選挙権へのパスポート』発刊

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NIE(教育に新聞を)で活動している先生方とともに編集しました。
意外と知られていない選挙用語から生徒ができる選挙運動、できない選挙運動、不在者投票と期日前投票など、最低限知らなければならない内容を押さえてあります。また、参加型学習で行うワークショップを紹介しています。

『やさしい主権者教育-18歳選挙権へのパスポート』
田中治彦・岸尾祐二(他編)
東洋館出版社、2016年6月、1,944円(税込)
ISBN:9784491032498

もくじ

1章 主権者教育の実践にあたって
 主権者教育・市民教育と求められる学び
 18歳選挙をめぐる社会

2章 主権者教育を始めるために
 主権者教育と学習指導要領への位置づけ
 小学校から始める必要
 主権者教育に向けた新聞の読み方
 主権者教育のためのニュースの見方
 教材をどうするか
 インターネットとどうつきあうか
 政治的中立について
 家庭でどう取り組むか

3章 主権者教育授業のアイディア
 選挙を知ろう!
  世界の選挙権年齢、投票率、日本の選挙権の歴史
  世界の国々の首脳はどのように選ぶのか
 選挙をアクティブに学ぶ
  選挙の街ウォッチング、投票所に行ってみよう、模擬選挙①②
  投票率向上の方法を考える、マニフェストを読み解こう
  請願をしてみよう、選挙管理委員会とどうつき合うか

4章 主権者教育ワーク

                
   

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2016年3月11日 (金)

18歳選挙権と市民教育ハンドブック

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  2016年7月の参議院選挙より18歳以上の者が投票できることになりました。

 これを機に、上智大学教育学科と開発教育協会の編集により『18歳選挙権と市民教育ハンドブック』が発刊されました。

 本書は、従来の知識中心の公民教育や、選挙での投票に特化した主権者教育ではなく、若者たちが一市民として社会や世界の課題に関わっていけるような市民性を身につけることをめざした市民教育を実践するための、参加型学習の手引書です。

  (特活)開発教育協会かアマゾンのホームページから入手することができます。

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2015年9月 3日 (木)

18歳の飲酒・喫煙について

9月2日に自民党が飲酒・喫煙を18歳に下げる、という提言を出しました。
この問題で毎日放送(大阪)とTBSから3件の取材を受けました。
放送ではコメントを細切れで使われてしまい、真意が伝わっていません。
そこで、私のコメントを全文上げさせていただきます。

Q1.飲酒・喫煙を18歳に下げるメリットは?

 この問題はそもそも成人年齢を何歳にするか、という問題から来ている。
18歳成人の論拠は3点ある。
 ・世界の9割以上の国が18歳選挙権。国連の子どもの権利条約でも「子ども」は18歳未満
 ・18歳で働き自活している若者が2割はいる。
 ・若者の社会参加で日本社会を活性化する。

Q2.飲酒・喫煙のデメリットは?

 そもそも喫煙は全世代に対して健康上の害がある。飲酒も過剰になれば誰でも健康を損なう。
 ただし、18歳、19歳だけがとくに害があるというデータはない。
 飲酒・喫煙を認めた上で、酒・たばこの飲み方についての教育を徹底すべきではないか。

Q3.高校の現場で混乱はないか?
 
 当然あるだろう。校則で禁止することは可能だが、法律の方が上位である。校門を一歩出れば規制はしにくい。
 「18歳になった年の次の4月1日より飲酒・喫煙可」というような改正はできないだろうか。こうすれば高校では飲めず、大学の新歓コンパでの飲めるようになり、皆ハッピー!

Q4.どは、どうしたらよいか?

 選挙権に関する市民教育、契約に関わる消費者教育、酒・たばこに関する健康教育、など高校教育自体が変わらざるをえない。
 高校教育は就職と進学の教育のみではなく、「大人になるための最終教育機関」として位置づけるべき。

Q5.なぜこの時期に自民党は18歳の飲酒・喫煙を言い出したか。

 私も驚いている。飲酒・喫煙については一番抵抗が大きかった。
 憶測でしかないが、ひとつは「少年法改正」にらみではなかろうか。
選挙権引き下げは案外世論から好意的に受け入れられた。民法改正もそれほど抵抗がなくなるだろう。
 しかし、少年法18歳引き下げについて批判は大きいだろう。酒・タバコを容認することで外堀を埋めようとしたのではないか。
 もうひとつは、業界からの要請である。人口減少で酒、たばこの消費量はじり貧である。年齢を下げれば、単純にみて消費量は上がると考えたのではないか。

以上
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2014年11月 7日 (金)

18歳選挙権と市民教育の課題

報道によれば、この次の通常国会で18歳選挙権が実現しそうな見通しです(解散総選挙がなければ、ですが・・)。

12月6日(土)の午後に「18歳選挙権と市民教育の課題」のセミナーを上智大学で開催いたします。奮ってご参加ください。

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2014年5月 9日 (金)

18歳選挙権について国会で発言

昨日、衆議院の憲法審査会に行ってきました。

国民投票法案の改正案に関わって、18歳選挙権で参考人として発言しました。
3時間の審議は長くて大変でしたが、なかなか経験できないことなので楽しかったです。
最初の意見陳述はわずか15分なのですが、8党から必ず質問が出るので、最終的には言いたいことをかなり聞いてもらえました。

「憲法改正の審査に18歳が参加できるのに、市町村議員選挙に参加できないのは、高級料亭で食事するのはかまわないが、町の定食屋で食べるな、と言っているようなものだ」
と、3時間の中で唯一笑いをとったのは私です!...ビデオで見ることができます。


「衆議院インターネット審議中継」
ビデオライブラリー 5月8日憲法審査会
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php

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2012年12月26日 (水)

iPS細胞の未来

今年の科学ネタの中では、ヒッグズ粒子と並んで話題になったのがiPS細胞です。

iPS細胞で難病の治療が進むであろうことは大変すばらしいことです。

一方でこんなことを想像してしまいます。自分の細胞をリセットして新しい若い細胞が作れるわけです。すなわち理論だけでいうと、古くなったり病気になった細胞や臓器を新しい細胞や臓器で置き代えることができる。

いわば不老長寿の決定版です。となると人間の寿命は病気がなければ120年と言われていますから、理論的には誰もが100歳を超えて生きることができるようになる。

ただ、大変な費用がかかるでしょうから、結局お金持ちの人から細胞や臓器を新しいものに代えられることになるでしょう。

多くの人が100歳を超える社会というのはどんな社会なのでしょうか。

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2012年9月 3日 (月)

グローバル市民

御殿場の東山荘で行われた「グローバル市民育成プロジェクト」です。

日本、韓国、台湾、香港、マカオのYMCAから18~30歳の若者80人が参加しました。

領土問題が厳しい中で、こうした交流プログラムは貴重です。若いときの友人は生涯の友人になります。

Sglobalcitizen

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2012年5月 5日 (土)

久々の原発のない日本

今日、泊原発が停止して日本のすべての原発が止まります。

おそらくこの夏は原発抜きですごすことになるでしょう。

あれだけの大事故を起こしていながら、旧態依然の手法で再稼働を訴えても受け入れられるわけがない。

「絶対安全」と「電力不足」とで、脅したりすかしたり・・

原子力村自体が発想の大転換をしなくては無理でしょうね。

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2012年4月19日 (木)

追悼:山本正さん(日本国際交流センター理事長)

山本正さんのご葬儀が昨日、上智大学の隣のイグナチオ教会でしめやかに執り行われました。

山本さんの名前を知っている人はおそらく稀でしょう。舞台の表には出ず、自身でも「黒子」に徹すると常々言っておられました。お通夜には3人の元首相を始めとして1000人以上もの方々が参列していました。

山本さんの業績が新聞などで取り上げられていますが、それらはすべて日米関係に関するものです。私は1980~86年に日本国際交流センターで働かせていただきましたが、そのときの私の仕事はアジアであり、国際協力でした。

新聞などに取り上げられない山本さんの功績を二つ紹介させていただきます。

ひとつはNGOによる国際協力の草分けの仕事です。NGOというと途上国に学校を作るなどの慈善的な活動が目立ちます。山本さんはそのような日本人中心のやり方ではなく、現地のアジアの人々によるNGOを支援するやり方を考えていました。それはアメリカの財団などのやり方をお手本にしていたからです。私や上司であった伊藤道雄さん(その後国際協力NGOセンター事務局長)は1980年代の初頭にアジアの国々をまわって、各国の地元のNGOのダイレクトリーづくりをし、それら地元の団体に支援金が回るようにしました。

もとひとつの業績は「NPO法」です。官尊民卑が強い時代にあって、山本さんは民間の公益活動の重要性を訴え、1970年代後半にはアメリカやヨーロッパのフィランソロピー(慈善活動・公益活動)についてのシンポジウムを数回開いていました。その中で日本の民間公益活動における法制度や税制の不備を度々指摘していました。NPO法が成立するのはそれから20年後、1998年のことです。

山本さんは敬虔なクリスチャンで、上智大学の出身でもあります。何よりも家族を大切にし、また国際交流センターのスタッフも家族同様に思っていました。センターを10年以上も前に離れた私の同僚たちもボランティアで葬儀のお手伝いを買って出ていました。

今はただただご冥福をお祈りするのみです。

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2011年9月 6日 (火)

電気料金を15%値上げ?!-東京電力

「盗人猛々しい」とはこのことを言うのでしょうね。

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