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2012年10月 9日 (火)

木彫りの熊

サケを口にくわえた木彫りの熊-ある時期どの家にもひとつはあったのではないでしょうか。私も中学生の頃、父からもらって毎日磨いていました。

その木彫りの熊にも物語があります。先週訪問したのは阿寒湖のアイヌのコタン(集落)。とはいってもほとんどお土産物屋さんです。

戦後、アイヌの人びとは阿寒湖の和人の土産物屋の軒先で木彫りの実演をしていました。ところが取り分が不当に安いということで、阿寒湖の地主さんにかけあって土地を貸してもらって自分たちだけで土産物屋をすることになったそうです。ところがその土地は、阿寒温泉の中心地から1キロも離れていて人が来ない。そこで大型スピーカーで一日中宣伝していたそうです。

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そうこうする内に観光客がぞろぞろ歩いてアイヌ・コタンにやってきた。とにかく木彫りの土産物がよく売れたそうです。団体旅行の時代でしたから。そうしたら和人も1キロの道すがら店を出すようになった。

しかし、時代が変わって個人旅行が主流となり、温泉街も土産物屋も客の減少で困ってしまった。そこで、アイヌ・コタンと観光協会が協力して、アイヌの踊りのショーをメインにして集客するようにしたそうです。それで一息つきました。

ところが1997年にアイヌ文化振興法ができると、アイヌの伝統舞踊があちらこちらで見られるようになりました。阿寒のショーは珍しくなくなり、また客足が遠のいていく。そこで、写真のような劇場を釧路市の支援で作りました。そして「イヨマンテの火祭り」という創作劇を実演するようになったのです。

今は、土産物も商品開発が必要なので、アイヌのアーティストたちと3か年計画で新しいものを考えているそうです。

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コメント

アイヌ関係のお土産ですが、
私自身は「ループタイ」(ひもタイ)
をいくつか持っています。

アイヌの模様のデザインやアイヌの
女の子などが彫られた木製のもので、
確か、旭川や函館で買いました。

学校にしていっても「おしゃれ♡」と
男女を問わず、好評です。のども調節
しやすくて苦しくありません。
値段も千円以下だったように思います。

投稿: 森井哲也 | 2012年10月20日 (土) 18時46分

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