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2012年5月21日 (月)

金環日食-この日を50年待ちました

 小学生の頃、我が家には小学館の百科事典がありました。私は事典を読むのが大好きで、たまたま日食の項目を見ていました。そこには日本列島の地図と今後予想される日食帯のマップが載っていました。

 日食は北海道で見られることが多いのですが、その中で一本東京を横切る帯がありました。それが2012年の金環日食でした。

 

 1964年頃のことです。東京オリンピックが開かれた年。小学生にとって2012年は想像もできないくらいの未来でした。何しろ鉄腕アトムが生まれるのが2002年です。自分が何歳になるのか、自分は生きているのか、そんなことも想像外でした。

 

 そしてついに2012年5月21日がやってきます。当日の天気予報は曇りですが、一応観測用のメガネを用意しておきました。前日も曇天でした。太陽はよく見えなくてもこのメガネをかけると太陽の輪郭がくっきり見えます。一縷の希望をもちました。

 

 前夜はなかなか寝付かれませんでした。ワインを飲んで寝ることにしました。でも寝過ごしてはいけないので目覚まし時計とケータイのアラームを6時にセットしました。目が覚めるとまだ2時、次も4時、外は暗いです。5時57分ばっちり起きました。

 急いでカーテンを開けるとそこは青い空。「神様ありがとう」。家から出ると、東の空には厚い雲。観測用メガネ越しでも太陽の形は確認できません。「まだ1時間以上ある・・」

 

 次はテレビです。各局が中継を始めています。「お台場では薄曇りの雲の中に太陽があります。欠け始めています」「なに!お台場で見えるならば茨城はもっと見えるはず」

 急いで外に出て空を見えました。ありました。右上が欠けた太陽が・・

 

 7時を回ると薄日が差すようになり、日食の様子がくっきりと。5分おきくらいにテレビとベランダの間を往復。いよいよ7時32分。

 

 見えます、見えます。ドーナツ状の金環日食が。やりました、ついに。雲が太陽の前を次々横切っていきますが、太陽ははっきり見えます。

 

 わずか5分余り、ドーナツは再び三日月のようになっていきました。小学生のとき、この金環日食をこのような状況で見るとは予想もしませんでした。

Kinkan0521


             雲の合間から見えた金環日食

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コメント

すばらしいですね。

我が家にもあった小学館の百科事典
で調べてみました。602ページに
ありますね。

2012.5.21 と確かに。

次に、東京を通るのは、

2035.9.2 ですか。
(これは皆既日食ですね)

今回、曇っていたので早々にあきらめて
TVだけみてしまったので、あと23年、
なんとか、がんばって生きてみたいと
思いました。

投稿: 森井哲也 | 2012年5月22日 (火) 13時38分

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