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2011年8月23日 (火)

チェンマイで開発教育セミナー3

タイ側が実施した「エコロジカル・フットプリント」はもともとはカナダの環境教育から生れたものです。タイでもグローバルなテーマをすぐに取り入れるのはすばらしいと感心していました。

ところがやってみてびっくり! エコロジカル・フットプリントは、自分たちが環境に与えている負荷を、陸地面積に換算して足跡の形にしたものです。何と、これを焼畑をした罪で投獄されている山岳民族の人の釈放の道具として使おうというのです。

すなわち、山岳民族の人々は焼畑を分を入れたとしても環境への負荷が少ない生活を代々営んできたので、それをエコロジカル・フットプリントで数値化するわけです。彼らは「国有林をかってに焼いた罪」「CO2を出して温暖化させた罪」などが加算されて投獄されています。裁判では、彼らがいかに環境に負荷を与えなかったか、それに対して都市の住民がいかにフットプリントの大きい生活をしているか、を証拠として提出するのだそうです。

これがどれだけ効果があるかはわかりませんが、フットプリントが不当逮捕に反対するための道具として使われることに驚きました。

このように先進国で開発されたワークショップが、タイではまったく違う目的で活用される、ということはよくあります。DEARのコーヒー教材もそのよい例です。

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コメント

確かに、矛盾しているように思いました。

量で言ったら、たぶん圧倒的に都市型の大量消費型
の生活者はCO2を多く出して、ジャイアント馬場
の足ぐらいにはなっているのではないかと想像します。

では、なぜ焼畑農業の人が責められるのか?

たぶん、そのやり方が都市型生活者からみて露骨に
「アウト!」と感じられるものだからなのでしょう。

1.人の財産(国有林)をなんで勝手に!
2.植林の時代に森を焼くって!
3.肥料ならお金出して買ってくれよ!

みたいなところでしょうか。よくわかりませんが。

そして、自分たちの出しているCO2は、よくわからない
形で出ている(たぶん自分たちの息ぐらいしか実感はないはず)ので、小鳥の足ぐらいにしか認識できないのではないでしょうか?

投稿: 森井哲也 | 2011年8月26日 (金) 18時16分

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