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2011年7月 5日 (火)

タイ総選挙、赤シャツの勝利

タイで総選挙が行われました。今回もタクシン派の赤シャツが勝利です。「今回も」と書いたのは、実は赤シャツはこれで総選挙に3連勝しているからです。

タクシン派は私が1年住んでいた北タイと国内で最も貧しいと言われている東北タイ(イサン)が地盤です。そしてこれに対抗する黄シャツは南部と首都バンコクが強い。

黄シャツは王様の色で、このグループは軍部、都市エリート、王室、伝統産業界といった旧勢力に支持されています。赤シャツは、北部と東北部の貧しいひとびと、そしてIT産業などの新興勢力が支持しています。

ということで歴史の流れからして赤シャツが政権をとるのは当然なのですが、この間軍部によるクーデターなどがあり、タイの政局は10年近く混迷してきました。

民主主義から言えば赤シャツに正当性があるのですが、これがかなりの金権政治でばらまき政治なのです。しかし、民主主義というものは、そういう過程を経なければならないもののようです。身分や地位といった生まれつきの属性ではなくて、「お金」という努力によって得られるもので政治権力を得ていく、というのはよくも悪くも「民主主義」なのです。

NGOの関係者は大学卒のエリートが多く、かつてはタクシンの金権政治を厳しく批判していました。でも最近は民主主義の方が大切、ということで黄シャツからは離れる傾向にあります。

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コメント

民主主義の話なるほどと思いました。

以前、ある日本史の本を読んでいたら、
たしか、下剋上と民主主義のつながりなど
についても書かれてあり、そのことも
思い出しました。

投稿: 森井哲也 | 2011年7月 8日 (金) 18時10分

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