« 大相撲、八百長事件 | トップページ | R1グランプリ、AMEMIYAに注目 »

2011年2月10日 (木)

校正という快楽

本の編集をしていて一番うれしいのはいつだと思いますか?

もちろん本が刷り上がって実物を見るときは感激しますが、それよりも嬉しいのが「一校」のときなんです。

本の企画から執筆そして原稿集め、すごく時間がかかります。自分が執筆するのも大変ですが、ひとの原稿を待つのはもっといらいらします。

とにもかくにも、原稿を揃えて、出版社に入稿。これもまたひとつの区切りなのですが、大抵はすべての原稿が揃っているわけではなく、見切り発車のことが多い。まだいらいら感が残っています。

そして校正原稿が出てくる。このときに初めて活字として原稿を見るわけです。「やれやれ、やっと形になったか」という感慨があります。ここまで来れば、出版の見通しも立つわけです。山登りに例えれば、山頂が見えたときでしょうか。

校正作業自体は細かくて大変なのですが、出来上がりを想像しながらやるので、むしろ楽しく取り組めます。

というわけで『先住民族とESD』の発刊まであと一息です。

|

« 大相撲、八百長事件 | トップページ | R1グランプリ、AMEMIYAに注目 »

開発教育・ESD」カテゴリの記事

コメント

先住民族といえば、今朝図書館で借りてきて
みたビデオ

『街道をゆく 10 オホーツク街道』

には「オホーツク人」が1500年前、
数百年に渡って北海道に暮らしていたことが
描かれていました。(モヨロ貝塚など)

なるほど、アイヌ人だけじゃないんですね。
オホーツク海という海の幸の豊かな「宝の海」
を充分に使って豊かな生活があったんだろうし、
冬になると橇で渡れたダッタン海峡を、
春に渡ったのは「てふてふ」ダッタン
だろうなあと思いました。

てふてふが一匹 韃靼海峡を渡って行った
               安西冬衛『春』

投稿: 森井哲也 | 2011年2月10日 (木) 13時28分

一稿のときが山登りの山頂が見えた
ときのようで、一番うれしいという
のは、面白いですね。
でも、そうだろうなあと思います。
山も山頂に至るとたいして何にも
することがなくて、退屈。期待して
いた景色の方がたいていすばらしい。
山頂を見ながら登っているときは、
期待感や充実感がちょうどいい塩梅
で共存していて、一番幸せ感がある
んでしょうね。

他の人の原稿を待つときは、自分は何も
できないので、一種の「無力感」が
発生するのかな?と思います。

大変な思いをしながらも大変さが
耐えがたい重荷ではなく、軽くさえ
感じるときが、幸せ度では「頂き」
なんでしょうね。

だから、また次の山に登り始めるん
だろうなと想像します。

登山関連で思い出しましたが、
「登山は下山も含む」と五木寛之さんが
何かに書いていました。個人的には、
「下山しているときの楽しみ方」を
考えていることが多くなりました。

投稿: 森井哲也 | 2011年2月11日 (金) 13時13分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/557951/50827865

この記事へのトラックバック一覧です: 校正という快楽:

« 大相撲、八百長事件 | トップページ | R1グランプリ、AMEMIYAに注目 »