« 検察審査会の思い出6 | トップページ | 検察審査会の思い出8 »

2010年10月14日 (木)

検察審査会の思い出7

検察審査員を経験してみて、ふたつほど課題をあげたいと思います。

ひとつは議論のしかたです。審査員は普通の市民ですから、議論に慣れている人もいない人も入っています。11人の審査員がいても、実際に議論しているのは数人ということもあります。それらの人がひとつの方向を示し出すと、いきおい他の人も同調しがちです。

最終的な議決には3種類あります。

「不起訴相当」-不起訴にしたという検察の判断は妥当である。

「不起訴不当」-検察は不起訴にしたけれど審議した結果疑念があるので、もう一度捜査して判断しなおしてほしい。

「起訴相当」-不起訴とした検察の判断は明らかにおかしいので起訴すべきである。

議決は過半数をもって行われますが、実際には「全会一致」になりやすいと思われます。よく発言する人がひとつの方向に向かって議論しだすと、心の中では疑問や反対の意見があっても言い出しにくいものです。議決は無記名投票でも、意見も言っていないのに反対意見は書きにくいでしょう。

|

« 検察審査会の思い出6 | トップページ | 検察審査会の思い出8 »

政治・市民・世の中」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/557951/49755618

この記事へのトラックバック一覧です: 検察審査会の思い出7:

« 検察審査会の思い出6 | トップページ | 検察審査会の思い出8 »