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2010年10月16日 (土)

検察審査会の思い出9

最後に審査員の経験から、小沢さんの件について一言。

最終的に強制起訴になったということで、政治の世界は小沢氏の処遇をめぐって様々な動きがあります。審査会の決定を批判する意見も当然あります。

私は現行の制度では、審査会の決定もわからないではありません。というのは、今回の審査会の決議を読むと、結局「自分たちでは判断できないので、裁判という公開の場で白黒つけてほしい」という主旨かと思います。

従来の検察による起訴は100%近く有罪に持ち込めると踏んだときに行われます。それ故、起訴の段階で政治的には離党や議員辞職が問題となってきたわけです。

でも今回の強制起訴はそうではありません。検察審査会は裁判所に下駄を預けていて、有罪の確率は高くないであろう、と考えている節があります。

ですから、従来の起訴とは全く意味が違うわけで、小沢氏の離党や議員辞職を議論する段階ではないと考えます。裁判で有罪となって初めて、そのようなことが検討されるべきでしょう。

検察審査会の話題もずいぶん長くなってしまいました。とりあえずこの辺で一旦終わりにします。

 

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