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2010年6月20日 (日)

「援助方程式」

私が国際協力を考える場合に一番参考にしたのがシャプラニールです。日本の若者による支援から始まり、数々の試行錯誤のなかで今では中堅のNGOに成長しています。

とくに、シャプラニールの歴代の代表やダッカ駐在員は、失敗も含めて赤裸々な文章を残していて、援助を考える場合にとても参考になります。他のNGOでここまで正直に内情を明らかにしている団体を知りません。

そんなシャプラニールを見ていて、私が作った「援助方程式」です。

 援助が成功する確率 = 善人度 × 経営能力 × 運

草の根のNGOが現地の村人や団体と組んでプロジェクトを実施した際に、そのプロジェクトが成功する確率です。

 まず、相手が善人であるかどうかです。すなわち、使い込みや着服してもらっては困るわけです。例えばこれを2/3としましょう。

 経営能力とは、援助資金を有効に使える能力です。相手が善人というだけではプロジェクトは成功しないわけで、限られた資金を有効に活用したり、人材を生かすことができる能力です。たとえばこれを1/2としましょう。

 運とは、途上国で往々にして起こる災害とか、政府から横槍が入ったり、ねたんだ村人がじゃましたりと、いろいろなことが起きますのでそれらを含んだ確率です。これを3/4としましょう。

 この場合、援助が成功する確率は、

  2/3 × 1/2 × 3/4 = 6/24

ざっと四分の一ということになります。でも、実際はもっと厳しいでしょうね。

こんなことを考えたバングラデシュの旅行記がありますので、よろしかったらご覧ください。

「ベンガル旅行記」

http://www2.rikkyo.ac.jp/web/htanaka/01/Bengal05.html

Spoila01

            ポイラ村の女性の識字学級にて

                (バングラデシュ,2001年)

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